・潜在能力
債権回収(債務整理)にあたって、もっとも重要になるのがこの潜在能力で
ある。
典型的なのは隠し財産である。
差押えを恐れて土地建物を他人の名義にしたり、動産を隠したり、思いも
よらない銀行へ預金がしてあったり、というようなことが非常に多い。
また、故意に隠すわけではなくても資産がほとんど会社名義になっていて、
本人は株式だけを持っていることもあるし、何かの都合で土地建物が奥さ
ん名義になっている、というようなこともある(債務整理の際、注意)。
また、先ほど触れた借金能力、金融能力というようなものも、潜在能力の
一つといえよう。
潜在能力の中には、法的に押していけば捕まえることができるものもある。
他人名義としてある財産でも、追及していって差し押さえることができる場
合がある。
だが、法的な追及が不可能な潜在能力もある。
その場合には、やはり相手の支払意思を攻めることが手段になる。
同じ庄力をかけるにしても、潜在能力がないのにかけるのは無駄というも
の。
コストがかかるばかりで、得るものは少ない。
したがって、潜在能力の有無を見極めることは債権回収上(債務整理)極
めて重要である。
